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こんにちは。花咲です。
2024年4月、日本語教師に関する新たな国家資格
「登録日本語教員」制度がスタートしました。
この制度開始をきっかけに、日本語教育の現場は大きく変わりつつあります。
私は、制度開始前に日本語教師の資格を取得していたものの、
長い間その資格を活かすことなく過ごしてきました。
しかし、新制度について調べる中で
「このまま資格を眠らせておくのは、もったいないかもしれない」
そう思うようになり、日本語教師として働くことを決意しました。
この記事では、
求人探しから面接・模擬授業を経て採用されるまでのリアルな流れを、
私自身の体験をもとに詳しくご紹介します。
目次
日本語教師の仕事をしようと思ったきっかけ
新制度について調べてみると、私の場合、
- 2029年までに1年間の実務経験が必要
- 「講習(実質的には試験)」を合格していること
が受験する上での条件であることが分かりました。
しかも、2024年現在は
基礎試験免除でも17,600円の受講料がかかります。
※学校によっては負担してくれる場合もあります。
現役で日本語教師として働いている人は、
日々の授業準備に加えて試験対策もしなければならず、
正直かなり大変な状況です。
人手不足・薄給と言われ続けている業界で、
さらに負担が増えているのが現実だと感じました。
それでも
「どうせ必要になるなら、早めに現場経験を積んでおこう」
そう考え、日本語教師として働くことを決めました。
日本語教師になるまでの過程
応募前に希望条件を明確にする
まず最初に行ったのは、
自分の希望条件をはっきりさせることです。
いきなり常勤で働くと負担が大きいため、
まずは非常勤からスタートすることにしました。
私の希望条件は以下の通りです。
- 柔軟な日数で働ける学校
- 自宅から1時間以内・駅近
- 教員へのサポート体制が整っている
- 設備が整っている学校
1.柔軟な日数で働ける学校
日本語教師は決して高収入ではありません。
そのため「学びながら経験を積ませてもらう」という感覚で、
給与条件はあえて重視しませんでした。
実際、日本語学校は人手不足のため
週1日からOKの学校も意外と多いです。
2.自宅から1時間以内・駅近
通勤時間は地味に体力を削られます。
長く続けるためにも、通勤のしやすさは重要視しました。
3.教員へのサポート体制が整っている
次に重視したのが、教員へのサポート体制が整っている学校です。
日本語教師養成講座では、課題が出され、
それに沿って時間をかけて教案を作成し、当日は模擬授業を行うのが一般的です。
模擬授業後には、
「そこはこうした方が良い」
「この導入は別のやり方もある」
といったフィードバックをもらいます。
ただ、個人的には
「完成形を知らないまま試行錯誤する」ことに不安を感じるタイプでした。
実際に「最初に基本の形を教えてもらえた方が、理解しやすいのでは?」
と質問したところ、
「答えを教えると、全員同じ授業になってしまうから」という返答がありました。
考え方としては理解できる一方で、
私としては「まずはベースを知った上で、そこから自分なりにアレンジしたい」という思いが強くありました。
その経験から、養成講座を受講している時点で
『就職するなら、授業の型やマニュアルがある学校がいい』
と考えるようになりました。
未経験のうちは特に、
相談できる環境や明確な指針がある学校の方が、安心して授業に臨めると感じています。
そのため、
教員へのサポート体制が整っていることを
求人選びの重要な条件の一つにしました。
4.設備が整っている学校
日本語学校を見学したことがある方なら分かると思いますが、
学校によって規模や設備環境にはかなり差があります。
規模が小さい学校の場合、
設備投資に十分なお金をかけられず、
- 黒板のみ
- ホワイトボードのみ
- プロジェクターなし
といったケースも珍しくありません。
「今どきデジタルじゃないの?」と思ってしまいますが、
実際にはアナログな環境の学校もまだ多いのが現状です。
授業のやりやすさは、
設備環境にかなり左右されると感じたため、
学校の規模も意識しながら求人を探しました。
求人サイトを見てみる
次に行ったのが、求人サイトのチェックです。
今回、私が実際に利用したのは以下の3つです。
- リクルートエージェント
- 日本語教師キャリア
- 日本語教師養成学校のメルマガ
日本語教師の求人受け取り専用に
メールアドレス(GmailでOK)を作って登録すると、
他のメールに埋もれず確認しやすいのでおすすめです。
正直なところ、
あちこちの求人サイトに登録しすぎると、
「条件に合わない求人」や「どうでもいい情報」が大量に届き、かえって管理が大変になります。
そのため私は、上記3つに絞り、毎日求人票をチェックするようにしていました。
日本語教師養成学校のメルマガでは、求人サイトには載っていない募集や、
学校説明会の案内が届くこともあります。
ただし、私が卒業した養成学校の場合、
毎日必ず求人が届くわけではありませんでした。
そのため、
できるだけ早く就職・転職したい人には
リクルートエージェントの利用がおすすめです。
実際に検索してみたところ、
日本語教師関連の求人が30件近く表示され、
非常勤だけでなく正社員(常勤)の求人も多く見つかりました。
「条件に合う学校を効率よく探したい」
「履歴書や職務経歴書も相談しながら進めたい」
という方には、かなり使いやすいサービスだと感じました。
求人に応募する
希望条件にほぼ合致する学校が見つかったため、さっそく求人に応募しました。
応募後、採用担当者から
「履歴書と職務経歴書を送ってください」という連絡がありました。
私はこれまで日本語教師としての指導経験がなかったため、
「職務経歴書は、これまでの仕事の内容で問題ないか」と確認したところ
「日本語教師以外の職務経歴で大丈夫です」との回答だったので、転職活動時に作成した履歴書・職務経歴書を提出しました。
これまで職務経歴書を作成したことがない方は、
ハローワークで相談するか、リクルートエージェントを利用すると、書類作成のサポートも受けられるので安心です。
面接日・模擬授業の課題を受け取る
書類選考の結果、
「ぜひ面接と模擬授業をお願いしたいです」
との連絡をいただきました。
面接と模擬授業を合わせて約30分とのことだったため、
日程を調整し、模擬授業の準備を始めました。
日本語教師として働く以上、模擬授業は必須です。
教える力があるかどうかを、実際の授業形式で見極めるためです。
(ちなみに、私は過去に模擬授業を4回しています。)
学校によっては、
- 黒板のみ
- ホワイトボードのみ
- 磁石がない
といったケースもあります。
当日になって
「準備した教材が使えない…!」と焦る人も多いため、
事前に以下の内容を確認することをおすすめします。
- 面接官の人数
- 生徒役の国籍
- 該当文型はどの用法を使うのか
- 新出語彙の説明は必要か
- 教室は黒板かホワイトボードか
- 磁石、マーカー、イレーザーの有無
これらを質問したからといって、評価が下がることはありません。
むしろ、事前準備をきちんとしている印象を持ってもらえることが多いです。
ちなみに、磁石はあると聞いていたのに、現地に行ったら磁石がなかったというパターンもあったので
採用担当者の言葉を信用しないほうがいいです(笑)
履歴書の写真を準備する
面接当日は履歴書の原本を持っていく必要があったので
急遽、スーツを着用し家族に写真を撮ってもらい
スマホで補正した画像をピクチャンで印刷しました。
通常、証明写真は700円〜1,000円に費用がかかりますが
ピクチャンは200円で印刷できて、コンビニで印刷できるので便利です。
模擬授業の準備をする
養成講座を修了してから数年経っていたため、
正直、内容はほとんど覚えておらずかなり焦りました。
ネットやYouTubeで調べても、
課題にピッタリ合う情報は見つからず、
最終的には養成学校の先生にアドバイスをいただきました。
「合格すればいい」と割り切り、とにかく人の力を借りる作戦です。
本番に向けて、ぬいぐるみや家族に生徒役になってもらい、5回ほど練習しました。
特に、あいうえおを習ったばかりの学生が対象の場合、使える語彙が非常に限られます。
そのため、絵カードや○×カードなどの小道具は必須です。
面接・模擬授業当日
当日は緊張でほとんど眠れず、寝不足のまま会場へ向かいました。
道に迷う可能性を考え、最寄駅には30分前に到着。
会場には5分前に入り、指定された部屋で待機しました。
私の場合は、面接 → 模擬授業という流れでした。
面接では、以下のような質問を受けました。
- 自己紹介
- なぜ日本語教師の資格を取ろうと思ったのか
- 日本語学校のイメージ
- 現在の職業について
- 履歴書に沿った質問
- 事前にこちらで質問していた内容への回答
だいたいこんな感じの内容を聞かれました。
自己紹介は1、2分で語れるように準備しておくのをオススメします。
模擬授業では、事前に準備していた教案とプリント
絵カードを準備し、練習通りに落ち着いて授業をしました。
模擬授業は、10分〜15分とのことだったので
始める前に「タイマーをかけてもよろしいでしょうか?」と一言聞いた上で
スマホのタイマーで10分セットして授業を始めました。
練習通りに模擬授業を終え
「結果は、後日お伝えします。」とのことで
その日は、特にトラブルなく無事に終えました。
模擬授業が始まると、教案を見る余裕は無いと思うので
練習をたくさんして段取りを覚えておくのがオススメです。
- 焦らない
- 何度も練習する
- 時間が余っても大丈夫なように多めに教案を準備
- 模擬授業は10分〜15分だったので始める前にタイマーをセット
- 時間を稼ぐために書き込めるプリントを準備
- 笑顔と明るさ、声の大きさに気を付ける
- 自信はなく当たり前なので自信があるように見せる
ちなみに、面接当日は風邪が治っていなかったため
マスクしたまま面接と模擬授業を行いましたが
特に何も言われませんでした。
面接数日後に合格通知が届く
面接数日後に合格通知が届き、見事採用となりました。
その後は、日本語教師養成講座の修了証を送ったり
契約書へのサインなど事務手続きをしました。
2024年4月から国家資格化されたことで
日本語教師の仕事を始めることになりましたが
色々な選択肢を持っておくこと、経験することは、このご時世大事だと思います。
日本語教師の研修って何するの?については、以下の記事で詳しくお伝えしています。
→未経験から始める日本語教師の第一歩!!研修って何するの?
まとめ
日本語教師になるまでの過程
- 応募前に希望条件を明確にする
- 求人サイトを見てみる
- 求人に応募する
- 面接日・模擬授業の課題を受け取る
- 履歴書の写真を準備する
- 模擬授業の準備をする
- 面接・模擬授業当日
- 面接数日後に合格通知が届く
日本語教師として一歩を踏み出すには、前向きな姿勢と準備の積み重ねが何より大切です。
最初の一歩は、想像しているよりずっと小さくて大丈夫です。
資格を取ったものの活かせていない方や、これから現場に出ようか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
気になることがあれば、いつでも気軽に聞いてください。









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